リー・カチュウ氏:香港はステーブルコイン発行システムを導入中
香港の李登輝行政長官は9月17日、第4回施政方針演説で、香港金融管理局(HKMA)は商業銀行によるトークン化預金の導入と、実物トークン化資産の取引促進を奨励すると述べた。具体的には、トークン化預金を用いたトークン化マネー・マーケット・ファンドの決済、トークン化債券の発行規制における政府支援、規制サンドボックスを通じた銀行によるリスク管理強化などが挙げられている。また、香港はステーブルコイン発行制度を導入し、デジタル資産取引および保管サービスのライセンス制度に関する立法提案を策定中であると述べた。証券先物委員会(SFC)は、適切な投資家保護を確保しつつ、プロ投資家が利用できるデジタル資産商品・サービスの種類拡大を検討している。また、SFCは国境を越えた脱税対策として国際税務協力を強化している。